ひたちなか海浜鉄道が昨年9月に提出していた延伸計画の事業申請を国交省が許可した、というニュースが入ってきました。
「ひたちなか海浜鉄道(株)湊線の第一種鉄道事業許可について」(2021.1.15 国土交通省HP)https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo03_hh_000091.html ※添付資料:PDF
「ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸について(事業許可取得)」(2021.1.15 ひたちなか海浜鉄道・ひたちなか市 プレスリリース)http://www.hitachinaka-rail.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/b0162d3537ecb4930e6c2efb8b7c8c01.pdf(リンク先はPDF)
ひたちなか市はかねてから国営ひたち海浜公園来園者のアクセス確保に頭を悩ませていましたから、湊線の延伸計画には相当前のめりで、お金も注ぎ込んでバックアップしてきたのでそれが功を奏したといえます。
「ひたちなか海浜鉄道の延伸案固まる – 2024年度運行開始目標」(マイナビニュース|鉄道ニュース週報(17) 2016/04/27)
https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-17/ひたちなか海浜鉄道延伸、国に事業許可申請 来年1月にも判断(茨城新聞 2020/9/10)
「ローカル線・地方鉄道の延伸は稀有な例」として称賛の声が聞こえてくる一方で、三セクを運営するひたちなか市も市民も大きな責任を負うことになったのも事実。
そして気になるのは車両の増備・更新費用。現在の湊線の車両はかなりの年代物をがんばって使っています。近い将来には車両増備・新造も当然必要になるでしょう。財務計画に車両増備・更新費用はどこまで盛り込まれているのかは確認していませんが、現在の財務状況では3年後の延伸時までに増備は難しい気がします。
しかし、鉄道と地方都市の未来づくりという課題を考える上でのテストケースになることは事実です。
ぜひ成功させてほしいと思います。
なんで、そんなに気になるかっていうとですね…実は10年前の自分の記事で「このまま北に2キロくらい路線を延長して、国営ひたち海浜公園まで延伸できないかな」と書いてたんですね(笑)。それが実現して本当にうれしい、っていうただそれだけでして。
※でもこの記事では続けて「ただ、勝田からの線形は悪いよねえ。ROCK IN JAPAN FESTIVAL のときには到底役に立ちそうにないし」と書いてしまっていました(笑)。
ひたちなか海浜鉄道さん、ごめんなさい(笑)。延伸の成功を心より祈ります。
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