●研音より皆様へ
http://www.ken-on.co.jp/esumi/index.html
江角マキコの国民年金保険料未納問題をめぐって、所属事務所の(株)研音が自社サイトにて掲載した「お詫び」文です。見てもらえばわかるのですが…結局、何が問題になってるのか、があいまいになっている気がするのですよ。
「二度とこのようなことの起こらぬよう、十分注意する所存でございます。」って、いうけど、「このようなこと」って何なの?
「江角マキコが二度と保険料未納を起こさないように」
「保険料未納のタレントをチェックして、未納者は社会保険庁の広告にブッキングしないように」
「社会保険庁に迷惑をかけないように」
…おいおい。
江角マキコの保険料未納、というのは困ったことなのですよ。
彼女はいわば「高額所得者」なわけですよ。「払いたくても払えない」という世の中一般の話とは違うわけ。
「払えるのに払っていない」という人の存在が、国民年金制度を瓦解させていくんですよ。
でも何で彼女らは払わないのか。それは当然、国民年金なんてあてにしてない、からでしょ。
「あてにされない国民年金」になってることも問題にすべきなのです。
さらにおかしいのは、社会保険庁・厚生労働省が、「払えるのに払っていない」人と、「払いたくても払えない」人を、あえて同列において、「未納者」と一くくりにしていること。
制度の根幹に問題がないのかどうか、だれも触れたがらないのが問題。
今回の騒動は、決して「社会保険庁の仕事がいいかげん」とか、「江角マキコはとんでもない」とか、そういうことだけでは済まされない問題を孕んでいるんですよ。
でも…。民主党の菅さん。「江角マキコの参考人招致」ってさ…。やること他にないですかねぇ? 確かに、江角マキコがCM撮影中に何を思っていたのか、っていうのは興味あるけど(笑)。
逆手をとって、江角マキコに「年金改悪反対」「年金制度の拡充」の運動の先頭に立ってもらう、というのはどうでしょう。「なんで私が保険料を払わなかったか。それは制度があまりにもひどいからです」って。――ダメか。