監視

高速道路の入口で、ナンバープレートを読み取って記録している、というのはかなり知られた事実だと思うのですが、ご存知だったでしょうか。
高速道路の通行券には日時等が印字されるわけですが、印字された部分の一番最後、券面でいうと右上あたりに、2桁(もしくは1桁)の数字がちょこんと書かれています。これが、あなたのクルマのナンバーの下2桁(もしくは1桁)と一致しているはずです(東北道の場合、泉IC、古川ICでは1桁しか表示されておりませんが、仙台宮城ICでは2桁表示されます:発券機のバージョンによるのでしょう)。
もちろん、ETCだったら、バッチリとナンバーを記録しますけど。

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▲右上のオレンジ色の楕円部分にナンバーが印字されています!!

一方、一般道路も含めて設置されている、いわゆる「Nシステム」というのがあります。「自動車ナンバー自動読み取り装置」というべきカメラ。

ナンバーを読み取る目的は、いったいなんでしょう。
Nシステムは犯罪捜査に「活躍」しています。

Nシステムの効力を検証する
http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/nsys_1.htm

じゃあ、高速の料金所のナンバー読み取りは???
一応「料金不正」防止のため、というのが表向きの名目。
まあ、それでも、このように強行突破しようという輩もいるんですけどね(笑)。

どんな名目でも、撮影されてデータが記録されるということは、Billancourtが、○月○日○曜日の○時○分○秒に、△△インターチェンジを通過し、×時×分に●●インターチェンジを降りた…ということが常に記録されるということ。
…ですよね。

ということは、古川ICから泉ICまでを13分で走行した…などということもわかるわけだ。理屈上。
完全無人の速度取締りが可能になるということですね。

そんなことより、オレがいつ、どこにいた、というのを当局(笑)は逐一知ることができるってわけだよ。
これに、JRの「Suica」「ICOCA」を組み合わせれば最強だね。自動改札の定期券だっていい。

知らない間に、個人の行動がすべて監視される社会になっている、とジャーナリストの斎藤貴男が言っていたが、そのとおりなんですな。

だから、オレはETCは取り付けません。「Suica」も持ちません。
ささやかな抵抗を試みたいと思います。

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