■柴田淳 インタビュー (「BARKS: Global Music Explorer」)
http://www.barks.co.jp/LJ/RReadAFeaturesAndInterview?review_id=52336801
最近、毎日聴いてます。
前作『ため息』も、なかなか「せつなさ感」が高く、よかったのですが、今回のアルバムも彼女らしさ満載で、かなりよろしいです。彼女のコード運び、特に7thの使い方が自分にしっくりくるんです。
「彼女らしさ」とは、別な言い方をすれば、「マンネリ」とも言うわけですけど、これこそ柴淳の音なわけなので、全然気にしないし、気にならない。
先日ラジオで小田和正が「『マンネリ』とか『ワンパターン』というのは、やり続けると『一貫性』になる」と吼えていました。ついでに「やり続けていいのは『才能あるやつ』だけ。才能ない奴はいくら続けてもダメ」とも。
お見事。実に見事に喝破してくれた。 この発言は彼が「ナンバーワン」だから言っていいし、言う価値がある。 「ナンバーワンよりオンリーワン」とか言ってるけどさ、「オンリーワン」の中身が大事なの。中身のある「オンリーワン」だから「ナンバーワン」より評価が高いんであって、独りよがりの「オンリーワン」ではないんだよ。それを勘違いして「ナンバーワンよりオンリーワン」とか言っちゃいけない。 そんなこといったら、アメリカだって「オンリーワン」だろ。国連無視して(笑)。「いろんな意見はある。だからみんな主張してていいよ。ただ、僕は僕の生き方・考え方をみんなに左右されないで貫くよ。特別なオンリーワンさ。」 それでも「ナンバーワンよりオンリーワン」か? …あら? もしかして「あの歌」ってアメリカたたえる歌かも(爆)。 話が変な方向に行ったから暴走ついでに書くけど、SMAPって「ナンバーワン」じゃない(笑)。「ナンバーワン」の奴が「ナンバーワンよりオンリーワン」って言うのはマズいと思うよ。それって社会ダーウィニズムでしょう。 やっぱり「あの歌」、アメリカや小泉純一郎・竹中平蔵とダブるな。 |
先行シングル『未成年』も聴かせますが、2曲目:『虹』とか6曲目:『かなわない』といった、今までと違うアレンジに挑戦した曲もあり、それはそれでなかなかいい味だしています。
でも…8曲目:『雪の音』のリフレインで、一気に自分の体中に詰まっていたものが抜けていった、というか…なんだか軽くなりました。
こんな曲雪の降る日に聴いてみな。せつなさ「∞」になるからね。
とにかくオススメです。
ココロが落ち着かない人に。そして、落ち着きたい人に。