仙台市の北陵クリニック・筋弛緩剤混入点滴「事件」の判決が3月30日に出されたことはすでに大々的にマスコミ報道されたからご存知と思います。被告弁護団は同日、控訴しました。
<筋弛緩剤事件>弁護団が控訴 被告に支援と極刑の声(Yohoo!ニュース-毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040331-00000093-mai-soci
もちろん、被害にあった皆さん、遺族の皆さんの気持ちは察します。
「極刑」を望まれる気持ちもわからないわけではありません。愛する家族が思いもよらない形でこの世を去ったり、今なお苦しんでいたりするわけですから。
しかし、そうであれば、真実に目を閉ざし、無実の青年を犯罪者にしてよいのでしょうか。
私にはそのことがどうしても理解できないのです。
私は、弁護側の最終弁論全文(253ページという超長文)や、被告本人の最終意見陳述を読み、被告の「無罪」を確信しました。彼が犯人である証拠も動機もないのです。
しかし、日本の警察・検察・裁判所とマスコミ、そしてそれを鵜呑みにしてしまった多数の国民が、無実の青年看護師を犯罪者に仕立て上げてしまいました。なんと恐ろしいことでしょう。
●警察が「ストーリー」をつくって、被告がその「ストーリー」どおり「自白」するよう、過酷な取調べで精神的に追い込む。
●「体内から筋弛緩剤が検出された」という鑑定は、警察の科捜研で行い、「反証」できないよう試料を全量使い切るということまでしてしまう。
●なによりもマスコミの実名報道と犯人視で誰もが「犯人はこいつしかいない」と思ってしまう。日本のマスコミは松本サリン事件の反省を全くしていないのである。
最後に、北陵クリニックですが、東北大をはじめ、七十七銀行、東北電力、河北新報など地元の有力企業と、宮城県、仙台市などが出資してはじめた病院です。大赤字を抱えていたけれど、これらのバックの支援で、やりたい放題やってきたんですよ。
結局、この事件のあと、労働者を全員解雇し、閉鎖してしまいました。
まさか…ですけど。
無実の青年を犯人にすれば、すべてが解決する…と、
誰かが考えたりして…いないですよね。
これ以上書きませんけど。
コメント
「無実の守大助さんを支援する首都圏の会」を立ち上げました。
http://homepage2.nifty.com/daisuke_support/
4/28に阿部弁護士を招いて勉強会を行います。
神奈川県藤沢市で救援会藤沢支部/首都圏の会共催で、
仙台・北陵クリニック(筋弛緩剤点滴)冤罪事件の
学習・支援集会を行います。
お近くの方はぜひお出でください。
~仙台・北陵クリニック冤罪事件~
守大助さんを支援する湘南学習集会
6月12日(火)18:30~
藤沢市民会館(神奈川県藤沢市)
http://homepage2.nifty.com/daisuke_support/event3.htm
I wanted to thank you for the time you spent building this page.