若者はなぜ怒らなくなったのか

表題のタイトルがついた本が新書コーナーに平積みされてたので、つい手にとってみたのですが、面白かったのでつい買ってしまいました。

『若者はなぜ怒らなくなったのか ~団塊と団塊ジュニアの溝~』(荷宮和子著 中公新書ラクレ/2003)

著者はどちらかといえば、コラムニストだから、文章が小難しくないので、読みやすいし、宝塚やらガンダムやら2ちゃんねるやらが飛び出してくるのでとっつきやすいと思います。独特の言い回しが気にならなければ。

Amazon.co.jpなどの書評(レビュー)では、意外と批判されていますけど、私はかなり同感・共感できました。理屈抜きで。
だっていつも思ってたことをこの人書いてくれたんだもん。

「多数派」、「常識」、「世論」に疑問を抱いたときにぜひ読んでほしい本です。

あとがきの、
◆反戦運動する人は、「戦争はイヤ!」ではなく、「戦争はダメ!」と言え。
◆怒るべき時に怒らないやつはバカだ。反対しようと思えばできる戦争に反対しないやつはバカだ。
という著者のメッセージが素敵です。

最近、感情にまかせて「怒る」人に出会ったんですけど…。
「怒るべき」時って今じゃないでしょ。ったく。こういうのも困る。
「本質」について怒ろうよ。
「組織」とか「上下」とかつけたがる人ほど、「怒るべき」時がオレとずれてんだよ。

コメント

  1. 団塊世代に隠れた潜在需要

    団塊世代って何?を以前取り上げていました。詳しくは、こちらを見てください。
    【団塊世代の背景】
    ■全共闘運動は、数年の短期間のうちに敗北してしまいます。
    そして大多数の学生は、徹底した私生活主義、マイホーム主義へと転向するのです。
    ■1971年は結婚……

  2. 住宅購入事情の背景(団塊ジュニア編)

    前回は、「団塊世代」に焦点を当てましたが、今回は『団塊ジュニア世代』という双璧に着目したい。
    『団塊ジュニア世代』と呼ばれる層は、一般的には第二次ベビーブーム期に誕生した世代と言われているがそれだけではない。
     70年~74年産まれの世代の人口は、……

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