群馬県があいさつ促す条例制定へ 県民から反発も(asahi.com)
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あ~あ。とうとうここまできてしまったよ。
「あいさつ」を県の条例で促す、っていう「ことの重大さ」に、群馬県は気付いていないのでしょう。なんで、「あいさつ」という個人の生活様式を条例であれこれ言わなければいけないのか。「あいさつができていない」というのはわかるよ。だったら、みんながあいさつしたくなるような地域をつくればいいわけでしょ。
どんなことにせよ、「上からの押し付け」はだめだ。反発を買うだけ。
オレが群馬県人だったら、条例ができたら、余計にあいさつなんかするか、って思うよ。
そうしたら、今度は「罰則」だね。「あいさつしない者は、罰金1万円」とか。みんなでチェックしてたりして。恐怖の密告社会の出現だ。
群馬県条例ならまだいい。オレは群馬県人ではないので。
しかし、「群馬県治安回復推進条例案」という名前からして、石原慎太郎とかが興味を持ちそうな感じで怖い。知らない間に法制化されたりしたらもっと怖い。なにしろ日本国民を戦争にかりたてる「有事関連法案」をあっというまに衆議院通過させやがった連中が国会の多数だから。
さて、これが、会社だったらどうだろうか。
「社内でのあいさつができていない/お客様へのあいさつができていない」
↓
「啓発・啓蒙ポスターをつくる」「あちこちに『あいさつをしよう』と貼りめぐらす」
↓
「就業規則に『あいさつをする』、という項目を入れてみる」
↓
「あいさつしない社員は懲戒処分の対象とする」
と、そこまで行く前に、こんな会社は倒産している(笑)。
顧客にあいさつもできないような会社では相手にされないからね。
先日参加した、とあるセミナーで、講師がこう言ってましたよ。
「あちこちに『あいさつをしよう』と貼ってある会社は、『うちの会社はあいさつができません』と言っているのと同じ。社員はいつまでたってもあいさつはしない」
「みんながあいさつをするためには1つしか方法はない。それは…トップがあいさつすること」
本当かどうかは知らないが、MKタクシーの社長は朝5時に出社し、社員にあいさつし続けたそうな。最後は無線であいさつしてたとか(※)。
※だからといって「MKタクシー」を評価するつもりは一切ない。そこはご注意を。
それはともかく、「あちこちに『あいさつをしよう』と貼ってある会社」って…俺の職場かよ(爆)。