ADSL

Y社のADSL12Mタイプがいつの間にか(笑)導入されていた我が家でありますが、パートナーのPCを無線化して、私のPCにLANケーブルを。

計測してワラタ。「最大0.24M」
なんじゃこりゃ。

配線を見直したり、MTUいじったりしてみました。で、現在最大0.28M。
「gooスティック」「ネットワークモニタ」だと「270K」…って、「K」かよ。
NTT東の線路情報は光収容地域のため計測不可だったのだが、昨日やっと表示されました。
 線路距離長 3330m
 伝送損失  45dB

大体、光収容してんのに、わざわざ脇にメタル線引くこと自体がアホな話なのだが、この距離、損失だと、ADSLの恩恵を受けるギリギリの地域なのではないかしら。しかも、収容局から我が家までの間に新幹線の交流2.5万Vと東北電力の高圧線。だめだこりゃ。

別に動画配信するわけでも自宅にサーバたてるわけでもないので、この速度で問題が起きるわけではない。なんだか3ヶ月無料らしいので、コスト的にも辛くないし(と、やせ我慢)。

でも「ベストエフォート型」サービスって過大広告もいいところだよね。
もし、こんな新幹線あったらみんな怒るだろ。
◆仙台~東京間1時間30分(これはサービスの最大値で、お客様の環境によっては提供できない場合があります)
「オレの乗った新幹線は8時間かかったぞ」
「ベストエフォート型ですので」

さて、ここからは本題からそれる話。
1980年代初頭に、政府と電電公社(当時)は、「INS」と称するISDN計画を持っていました。東京・杉並で大々的な実験したのを覚えている方もいるでしょう(大学でこの辺の事情をちょっとかじった)。で、諸外国に先駆けて光ファイバー化をどんどん進めて、老朽化したメタル線はみんな光ファイバーにした結果、世界でも有数の光ファイバー網を確立しつつあるわけです。
ところがメタル線での大容量データ送受信を可能にするADSLが登場した時点で、光ファイバーのためにADSLが利用できないユーザーがいっぱいいることに気付いたNTTは、ISDNの設備ももったいないので、引っ張るところまで引っ張って、次はFTTH(Fiber to the home)だと考えていたはずなのよ。
結局ADSLサービス展開に出遅れた隙をソフトバンクにつかれて、あとはダンピング競争に(一時期のPHSを髣髴させるね)。ADSLのためにメタル線を引きなおしてる間に、FTTHはおろそかに。そして今年のP2Pの逮捕騒ぎで一気にFTTH熱が冷めちゃった。

日本の通信基盤をどうするか、という議論を丁寧にしないで企業論理だけで突っ走ってると、個人ユーザーは割を食う、なかば逆ギレめいたお話でした。

コメント

  1. ひろ より:

    ついにADSLでつか。
    高速通信時代の幕開けですねぇ。おまけに無線とくれば言うことなしです。
    無線はセキュリティに気を付けないといけないので、WEP暗号化しましょう。
    家の近所でもY社の無線を使っている人がいるのでしょうねぇ、無線が我家に漏れてきています。
    (^^;)
    線路距離長が3330mだと、12MよりN社の1Mの方が速いと聞きます。参考までに。

  2. billancourt より:

    ひろ さん>
    Y社は全く考えていなかったのですが、同居人がいつのまに契約しておったので異論を挟む隙も無く…今日にいたっております(笑)。
    N社には断られたんですよ。「お宅の周辺は光収納になっていてADSLサービスはいたしかねます」と丁重に。Y社は「光収納でもあきらめるなキャンペーン」(ちょっと名称は違う)みたいなことしてますので、無理やりメタル線収納させたんでしょう。
    ちなみにN社に、「光収納ならBフレッツは何時始まるの」とやる気もないのに聞いたところ、「まもなく開始します」との返事でした。かくしてF市でもFTTHサービスが始まったのですが、我が家の町内は「エリア外」でした…。
    どこかのHPにあった「ADSLを高速化する一番の方法」
     →「収容局のそばに引っ越せ」

  3. じなん より:

    なるほど、N社は親切(?)だったわけだ。
    我が家も、「おすすめできません」と言われて尚、お金払ってメタルに換えて、0.5Mでしたね。しかし、500Kでも感動した(^^ゞ
    本題とそれた話…、
    これが例の「ラスト1マイル」?。

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