あっぱれ、古川市議会

宮城県古川市を含め、1市6町の合併問題は、8月21日に「合併協定調印式」が行われ、いよいよ9月1日各市町の議会における合併(廃置分合)関連議案の議決を迎えることになりました。

議会開催前から、古川市の「可決」は微妙な情勢だ、とマスコミが伝えていたのは事実で、8月27日に開催された「合併反対派」の集会には26名中11名の議員が出席しました。
長時間の討論の末に行われた採決の結果、廃置分合議案は、賛成10・反対15…。反対多数で見事否決。残りの議案は撤回されました。

古川市議会HP

 http://www.city.furukawa.miyagi.jp/gikai/INDEX.HTM

’04合併協議・進展・波乱:古川市議会が否決 「大崎1市6町」危機に /宮城
 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20040902ddlk04010261000c.html

大崎ネットニュース
 http://www.tradewind.or.jp/~dsch1906/

大崎タイムス
 http://www.osakitimes.com/R/cx/note/shu_note/shu_note/11101.html

市民の意向は、「合併には反対」もしくは「慎重な対応を」ということだったわけですから、今回の市議会の議決結果は極めて民意に即したものだと思います。これで1市6町の強行合併を阻止するための大きな一歩を築くことができました。

これにたいする合併推進の側の言い分が滑稽でした。

佐藤仁一 岩出山町長
「古川市と議会は市民の意向を十分につかんだ形で大崎市誕生に向け、なお努力することを期待したい」
鹿野文永 鹿島台町長
「極めて遺憾。合併協定は各市町にとって最高のものであると確信しており、(古川市議会に)再考を願いたい」
6町の複数の幹部
「合併すれば新庁舎や拠点施設などは、都市機能がある古川に集中的に整備される。これ以上、何を望むのか」
(いずれも河北新報9/2付)

巨額の財政赤字を作り出した責任はどこへやら、合併すればみんな新市が被ってくれるとばかりに、合併を急ぐ姿はあさましいとしかいいようがありません。また、6町の幹部とやらの発言は、今回の合併の姿を如実に表しているという点で大変興味深い発言です。結局ハコ物をつくることしかこの人たちの頭には無いってことです。

いずれにしても、古川市議会は、ファシズムのような「合併協議」に冷や水をかけたやったという点で、あっぱれ、です。もっともっとゆっくり冷静に考えましょうよ。合併推進のみなさん>

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