方向性と方法論

音樂ノススメ

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HALCALI 谷川俊太郎 宇多丸
フォーライフ ミュージックエンタテイメント (2004-11-24)
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よりスムーズに
道

賛否両論ありますが…
伝説の2人

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1ヶ月以上遅れたのですがようやく手に入れました。
「ストロベリーチップス」「マーチングマーチ」「Baby Blue！」といったシングルも入ってるし、前作（デビューアルバム）「ハルカリベーコン」がすげぇイカしてて、ミドルティーンの「小娘」にすっかりやられてしまった私は、かなり期待してました。

聞き終わっての感想は、「やっぱりハマっちゃった」。――で、しばらくしてから「あれれ?」って感じでしたね。

オシャレトラックファクトリー（OTF）のプロデュースですからね、カッコよくまとめるのは当然。何度聴いても「マーチングマーチ」は名曲だと思うし。
他にも関わったアーティストはすごい人たちだらけで、ハルカリの力を引き出してるな～と強く感じる1枚。

しかし、結局、ハルカリはどこに行きたいのか、がよく分からないです。

…でも、そんなことを彼女たちが決められるわけがない。
プロダクションとレコード会社、イベンターたちの「商品化」の結果ですから。
「脱力ラップ」とか言われていますが、彼女たちが自ら望んで、レコード会社を説き伏せたわけではないでしょ。たぶん。
もしかすると、日本のラップ、ヒップホップシーンが、これからどこに向かうのか、向かおうとしているのか、を象徴する1枚かも知れませんね。

まあ、苦言を呈するとすれば、「そんなに媚びてていいのか」ってこと。
日本にはエミネムみたいなアーティスト、いないんかい！

…紅白で「遥かなるクリスマス」を熱唱した、さだまさしが本当のヒップホップアーティストかもね。
（もちろん、あの歌詞で歌わせたNHKの裏事情も何か匂うのだが）