吟醸如水

ついに開封。

最初に昇ってくる香りは、あまり激しくなく抑え目のフルーツ系。
…と、開封時は思ったんです。

猪口に注ぎ、利いてみた。うん、これは久しぶりに淡麗なお酒。

実は、これらは「吟醸如水」が仕掛けたフックでありました。

喉を通したとたん、味わったことのない、香りが。
なんと表現したらいいのか、まったく見当つかず。

あらためて香りを嗅いでみたら、フルーツ系の香りなんてどこにもない。ナッツ系の…クルミのような香り。こんな香りの日本酒はちょっと記憶にありません。

しかも後味がかなり残ります。これは濃い豆乳のような味。

用意していた、冷奴も子持ちめかぶも、かつおの酒盗も、酒に負けてしまいました。

恐るべし「吟醸如水」。

…と、思ったのですが、「吟醸如水」でググってみると、その感想は「すいすい飲める」「まさに水のように透き通った酒」という記述がほとんど。もちろん私も「すいすい」飲んでいるのですが(爆)、私と同じような味の感想をもった方は見つけられませんでした。もしかすると、私の舌がちょっとおかしくなってるのかもしれません(と、突然弱気モード)。

「如水」で思い出したのですが、新潟県湯沢町・白瀧酒造「上善如水」
十数年前は「純米吟醸」だったのですが、今はアル添の「吟醸」に。
私は決して「純米原理主義者」ではないのですが、アル添になって、ちょっと味が変わった気がして、それ以来口にしてません。
久しぶりに飲んでみますかね。

コメント

  1. hirorin より:

    ナッツって・・どんな感じなのか全然わからない。
    上善如水は、日本酒入門編のときによく飲みました。サラっとして本当に水みたいだった。
    最近はこれではちょっと物足りなくて・・
    純米のときはもうちょっと飲み応えあったんでしょうね。

  2. billancourt より:

    hirorin さん>
    そう、「ナッツ」なんです。
    誰がなんと言おうとあれはクルミ。
    初めてです。そういうのは。
    「上善如水」…私もかつて入門時に飲み、こんなお酒もあるんだー、と感動した覚えがあります。今飲むと物足りなくてダメでしょうね。きっと。

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