話題作の「カムイ外伝」を見てきました。
崔監督&クドカン、さらにキャストも松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、佐藤浩市、小林薫…と豪華な面々、これで、あの巨作を映像化するというのだから、かなり盛り上がって劇場に行ったのですが…。
※これから見る人のために、一応感想は「続きを読む」で。
シルバーウィークなのに、スカスカ。
話題作、なんですよね、一応[E:despair]
確かに、俳優陣は頑張ってました。
特殊メイク、VFX、みんなそれなりに迫力がありました、というか、あの漫画の世界を頑張って映像化しようという気持ちは伝わってきました。
ただ、なんとなく安っぽさを感じちゃいました。
腕が切られた後の肉の状態とか、毒殺されたときの吐瀉物までリアルに造ってるのに、サメのチープさは酷かったし、ワイヤーアクションは単調。カムイが敵の攻撃を避けるときに、スローになるのはもう飽き飽きした映像。
あの崔監督が、この映像で本当にOK出したんですか?? とちょっと怒りを覚えました。
ん~。残念な映画だったなぁ。
せっかくの題材を、調理しきれなかった感ありありでした。
でも、原作を知らずにこの映画を観た人には、ぜひ「外伝」だけでなく「カムイ伝」の全てを読んでほしいです。その上で、松山ケンイチの演技を見ると、ちょっと見方が変わるかもしれません。
久しぶりに「カムイ伝」、読みたくなってゾクゾクしてます。
〔書き忘れ〕
原作の描写をできるだけ映像化する、ということで、出来はともかく、結果的にはかなりグロテスクな映像満載になっています。自分的には、PG-12くらいにしたほうがよかったんじゃないか、と思いました。