初めての大迂回

土曜日に、山形県鶴岡市に行ってきました。
仕事で大変お世話になった方が他界したため、その告別式に参加したのです。

ご存知の通り、土曜日は大荒れ。
朝から仙台市内も雪が積もっています。これでは、先が思いやられるなあ、とつぶやきながら、仙台駅前40番乗り場より、7:40発酒田行き宮城交通の三菱ふそうエアロバス(U-MS826PA):仙台南の1271に乗車。

あ、これトイレ付きだ。
宮城交通に来る前、東京空港交通のリムジンバスだったやつだから、定員38でややゆとりあり。左右の座席がちょっとだけオフセットされてます。さらに、席番表示がパソコンでプリントして貼り付けたものだったり、降車お知らせボタンだけが新品だったり、と面白いクルマです。

乗務員は2名です。
ちなみに、私の席は「2番」。前面眺望が素晴らしい「ヲタ席」よん。

往路は、寒河江から先は相当な吹雪で、月山道路では何度もホワイトアウトして停車したりしましたが、高速道路も動いていたので、約40分の遅延で、鶴岡エスモールに到着。

告別式が無事終わり、14:10発の仙台行きを待ちます。
一緒に行った人が、庄内交通の案内所に運行状況を聞きに行ったのですが、「私たちにはバスがどこ走ってんだかわからないんで、お答えできません」と言われた、と憮然として戻ってきました(笑)。

すいません、ちょっとウケました。すごいサービスクオリティ。
バスロケ、ついてるんですけど(爆)。

14:00発の山形行き山交バスが、約10分遅延で到着し、その後ろを続行便のようについてきたのは14:10発の当方が乗車する仙台行き。あれ、行きと同じバス(笑)。「帰りもヨロシク」と、ドライバーに挨拶されてしまいました。

乗務員のアナウンスは、「宮城川崎ICから通行止めなので、そこで降りてR286経由になります。到着時刻は不明」ときたので、携帯で道路情報を確認したら、酒田みなとIC~庄内あさひIC、山形蔵王IC~関沢IC、宮城川崎IC~村田JCT、東北道・白河IC~古川ICが通行止めになっているではないですか…。話が違うぞ…。

それなのに、前を走る山交バスともども鶴岡ICの入口に突っ込み、Uターンする憂き目に。

ここから庄内あさひICまでが長いのなんの。吹雪の中でどこから田んぼかわからない中、爆走してなんとか山形道にたどり着いたのですが、あまりに長くて庄内あさひBS以降、記憶がなくなりました。吹雪の月山道路はどうなっていたのでしょうか。

東北中央道と交差する山形JCTに差し掛かった頃、乗務員の携帯に着信が。
「会社から電話だ」とドライバー。

「今どこ?」
音量でけぇよ。丸聞こえです。

「山形JCT」
「え?止まれ、止まれっ!」

なんだこの電話。バスはジャンクションの分岐部分で緊急停車。
車内は一瞬にして静寂。

「東根から48号経由で走ってください」
「関山峠ぇ??遠回りでしょ。このまま行った方が近いべや」

「この先、山形蔵王と関沢の間のR286で、トレーラーとかトラックが登れなくて立ち往生してて、大渋滞してる」

げ。間一髪。間に合った。

走るクルマがほとんどない東北中央道を北上し、東根へ。ここからはのんびりとバスの旅第2章。R48を揺られます。途中、湯沢行きの秋田中央交通、本荘行きの羽後交通、山形行きの山交バスなどにすれ違いました。

仙台駅前到着は18:10。1時間25分の遅延だから、思ったより早く着いたかな。
関沢で大渋滞に巻き込まれてたらどうなっていたのやら…。

コメント

  1. はっちい より:

     2月6日といえば、日本海側は大荒れの天気だった日。新潟市でも猛吹雪が吹き荒れ、何十台もの車が立ち往生する騒ぎになりました。
     そんな日に、月山越えをしたというのは、しかも行きは40分、帰りは48号線経由にもかかわらず85分の延着で済んだというのは、運がよかったとしか言えません。
     今は山形道ができたから少しは良くなったのかもしれませんが、私は過去、新庄経由で大きく迂回して行った方がいいという忠告を無視して、冬の夜に月山道路を通り、泣きそうな思いになったことがありました。だってあれは遭難したと同じようなものですよ。それ以来冬の夜は絶対に近づかないようにしていました。
     ところで、その日は、日本海方面に行くバスはみんな48号線を迂回したようですね。関山峠は紅花ラーメンより先は勾配がきついのですが、そちらは大丈夫だったみたいですね。ちなみに、その日は新潟行きは運休したみたいです。
    (こんなこと書いていたら、紅花ラーメンが無性に食べたくなってしまった)
      

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