わが娘が、半年前から「連節バスに乗りたい!」と連呼していたので、東京に行くついでに幕張まで遠征することにしました。
…あくまでも、娘のリクエストです。
子どもと一緒の「乗り旅」って、かなり面倒なんです。トイレの心配やら、ペース配分やら。
そういえば宮脇俊三氏も種村直樹氏も、子連れで出かけた話を書いてたようなことを思い出したりして。
東京駅から総武線快速で津田沼へ。が、混雑する車内で娘もローテンション。総武快速ってかなり揺れるので、掴まられてるこっちも大変です。
30分我慢して、津田沼から緩行線に乗り換え、一駅。幕張本郷駅で下車。
バス乗り場で時刻を確認すると、20分待つと連節バスがやってくるようなので、京成線を横目で見ながらベンチで待ちます。
すると、やってきました!連節バス。
2月に新車、メルセデス・ベンツのシターロが導入されたばかり。塗色も一新されたので、娘が「色が違う!?」と騒いでいます。
「後ろにカメラがついてるんだよ!」と娘に教えられた(笑)ので、後方の写真も。
実はこの後ろ姿がかなり萌え、です。
「全長18メートル 追い越し注意!」 という文字は、後続車への警告めいていますが、「全幅2.55m」と「軸重11,910kg」は、知らん人が見たら何のこっちゃ、という情報です。
実はこの3つの数字、全て日本の規制・基準をオーバーしている「特例措置」を受けている、ということを表示している極めて「大事」な表示なんです。
日本の保安基準、全長はMax12m。全幅の保安基準2.5mも、軸重の保安基準10tも、このバスは全て超過しているため、日本の公道は本来は走れないのです。したがって、使用路線・走行レーン・走行経路を厳守するという厳しい条件で、走らせることが出来るというレアなクルマですよ、という訴えが、この表示にはこめられている、と私は思ってます(笑)。
ちなみに、このシターロには非常口がありません。非常口設置も日本の保安基準では必須なのですが、窓ガラスをハンマーでぶち破る、という欧州型のワイルドな脱出方法を認めたためです。車内にはちゃんとハンマーが設置されていますが、むやみに取り外されないよう、「取り外すと自動的にバスが止まる」旨の警告が書かれていました。
娘とたくさん写真を撮って、バスに乗り込みました。
連節バスに乗るときは2両目(後方)、というのがデフォのようですので、一番後ろに。座席配置はコの字型。一時期はやった「サロンバス」みたいな配置です。
段差を超えるときの揺れ方が独特でこれまた楽しい!
いやいや、これは一度乗るべきですよ。
堪能して京葉線海浜幕張駅前で下車。
目的を達成した娘は、次の目的地に気持ちが向かってしまっているので、もう少し写真を撮ろうと思ったのですが、あきらめて京葉線に乗り、二駅目の南船橋駅で下車し、武蔵野線に乗り換え。このまま実家に向かいます。
これで未乗の京葉線・南船橋~西船橋間をつぶしました。
●今回の乗車
京葉線 南船橋~西船橋 5.4キロ
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JR全線 19844.7キロ
乗車 13008.5キロ 65.552%