約10年ぶりの上陸です

2泊3日の行程で沖縄に。

4月25日(日)に行われる「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」に参加するのが主目的ですが、思い返してみると、最後に沖縄に行ったのはどうも2000年12月が最後のようです。多いときには年に3回も行っていたのですが…。一度だけあった沖縄行きの機会も台風に阻止され、9年数ヶ月ぶりの沖縄入りなのです。

ですから、行く前のテンションも最高潮。
と、思われるかもしれませんが、日常のあれこれに追い回されて、当日の朝までボーっとして何の準備もしてませんでした。
まあ、たかだか2泊の「出張」ですからこれといって準備はありません。
郵便貯金の通帳と、郵便局マップだけは前日から準備完了していましたが(爆)。

仙台空港からNH463便に搭乗。
JA8285/ボーイング767-381(B767-300)はツアー客も多く、搭乗率80%程度。定刻11:55に出発です。午前中には珍しくRW09からのテイクオフ。

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SDJ→OKAは通常なら2時間55分のフライトですが、客室乗務員のインフォメーションによれば、向かい風が強いため到着は10分遅延の15:00予定とのこと。

機内サービスが改悪され、新聞・雑誌は廃止になり、ドリンクも有料(ミネラルウォーターと日本茶は無料)になったので、とりあえず有料サービス「ANA My Choice」の案内を見ることに。

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すると、「ビール 500円」「コーラ300円」というぼったくり価格。
さらには「千疋屋のみかんジュース」は500円(キャンペーン期間中は300円)[E:dash] 
馬鹿馬鹿しい価格に笑うことも出来ず、様子を窺っていたら、オーダーする人は非常に少数。でも、CAの皆さんは端末を持って行ったり来たり。
従来のドリンクサービスは全員にお伺いするわけですから、一方方向に向かっていけばことが済んだのですが、有料サービスはオーダーする乗客のところに個別にお伺いしなければならないので、新幹線の車販のようにはいかないわけです。しかもいつオーダーされるかわからないという面倒な状況。航行時間も短い中でバタバタと走り回り、さらには現金やクレジットを扱うのですから、これは労働強化以外の何者でもありません。
顧客にはサービス低下、労働者には労働強化、で会社はコストカットで儲けを増やす…。資本のおぞましさを垣間見てしまいました。

折角のアゲアゲな気分が一気にしぼみ、機内誌も一通り読み終わったので、特にすることもなくなり、iPodでBLU-SWINGのアルバムを聞いていたらそのまま爆睡。気付いたらランディング直前。
ぼーっとしているうちに那覇空港RW36に無事に進入です。

さて、先を急がなくては。
まずは、念願のゆいレール初乗車へ。
一日乗車券を購入し、一路首里へ。

▼一日乗車券 3回以上乗るならこちらのほうがお得。
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▼那覇空港駅の「日本最西端の駅」モニュメント
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すっかり変わってしまった那覇に驚きです。
だって前来た時はまだ新都心(おもろまち)なんて影も形もなかったんだから。

12.9キロ、約30分の初乗車は簡単に終了。首里汀良町の首里駅に到着しました。

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駅前を一周したら、すぐに折り返し、牧志駅へ。
むつみ橋の「かど屋」で三枚肉そばを食し、しばし休息。至福の時。
ああ、このそばの味が一番好き。

さて、今から名護へいかねばなりません。
普通は、111番(高速バス)で名護に直行する訳ですが、大急ぎしているわけでもないし、たまには20番(名護西線)・120番(名護西空港線)でR58を北上すると、ちょうど恩納村で夕暮れを迎えて夕日が見れるかな、と牧志バス停で時刻表を見ていたら、77番というバスを発見。
77番とは、「名護東線」。国際通りから、大山-普天間-コザ-赤道十字路-安慶名-栄野比-石川-金武-辺野古-名護十字路-名護バスターミナル、と走る路線で沖縄県内最長路線バス(笑)。いったい何時に着くかはわからないが、わくわくしてきたので77番に乗ることに決定。

▼牧志バス停 左が市外線、右が市内線のポール。
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牧志16:58発の沖縄バスはエアロスターのU-MP218Kの前乗り前降り1扉車。いやいや沖縄らしいです(笑)。

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順調に歩みをすすめて、17:30に港川(浦添市)を通過、18:00にはコザのプラザハウス前へ。およそ1時間かけて沖縄市に到着です。しかしここで渋滞に。
沖縄市はちょうど市長選の最終日。胡屋十字路をはじめ、街の中のいたるところで、3陣営が街頭演説。ほとんど動きません。それでも何とか沖縄市を抜け、うるま市具志川へ。川崎小学校前で料金が1,000円を超えました。

出発から2時間後の19:00にようやく石川入口。15分も遅れてしまいました。
ここからはバスはにわかにスピードアップ。でもここからが長かった。石川から伊芸、金武、宜野座とそれなりに乗降があるものです。
名護市に入ると、このバスは「豊原経由」なので、R329からr13へと分け入っていきます。
再びR329に戻ってくると、そこが辺野古です。キャンプ・シュワーブの中を通過して、無人地帯を走り抜けてようやく名護市街地が見えてきます。すでに料金は1,800円(笑)。
東江バス停で降りたとき、すでに時間は20:00…。3時間以上かかりました。
一緒にメシを食おうといっていた友人Kに「普通、下を通ってくるか?!」と怒られましたw

●今回の乗車
 沖縄都市モノレール 那覇空港~首里 12.9キロ  
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 私鉄全線  7356.1キロ
 乗車    3198.8キロ  43.432%

●番外
 沖縄バス 77番 名護東線 70キロ以上ありそうな

コメント

  1. billancourt より:

    じなん さん >
    ゆいレールは2003年開業ですもんね。
    通帳は過去に何度か忘れてしまい棒に振った苦い経験があるもので。

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