久しぶりに身もだえするほどの感覚

きっかけはこちらのコラムでした。

エゴではない、「責任をとった」恋愛を提示した『うさぎドロップ』

　～［連載］まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第9回　（サイゾーウーマン）

　http://www.cyzowoman.com/2010/04/post_1667.html

んで、さっそく買ってしまったわけです。1巻から7巻まで一気に。

ストーリーは、各自ググッてもらえばそれなりにわかりますので省略します。

で、いろいろ考えてしまうわけです。
リアルな話、ダイキチとりんみたいな関係は簡単じゃない。
簡単じゃないけど、無いともいえない。この微妙なリアル感！

40男のダイキチにはそうとう感情移入できちゃうし、40過ぎた大人の恋愛模様の描かれ方なんて、そりゃもう、身もだえするくらい切なかったりして、こんなの一人で夜中に読んだ日にゃ、黒糖焼酎がロックで一瓶空いちゃうぜ。（←事実）

ただ、好きとか、必要とか、一緒に暮したいとか、そういう感情を超えた恋愛が大人にはあったりします。
それは、お互いに離婚を経験したシングルマザーとシングルファーザー（ダイキチはシングルファーザーではありませんが）同士だったりすると、この本みたいな「エゴではない『責任をとった』恋愛」みたいなことがどうしてもつきまとう訳です。ま、フィクションの世界ではよくある話で、大抵はHappyに合流しちゃったりするんだけどね。

そんな「大人の論理」「大人の理屈」の恋愛模様が描かれるなんてマンガはそうそうありません。
そういう意味で、作者の宇仁田ゆみさんの奥の深さを感じざるを得ません。

という訳で、この先の展開に超期待！
上のコラムにあるように、あらゆる視点・世代が感情移入できるから、騙されたと思って読んでみて下さい。男性は必読かもね。
ただし、青臭い恋愛模様に夢を見て妄想したい人にはツボが違うと思うので、ご注意を。