サンマが不漁、という話はもう誰もがご存知、の話なのですが、全国有数のサンマの水揚げを誇る宮城県では相当深刻な話なわけです。秋の味覚が遠ざかる、ということよりも、地域経済に致命的な影響を与えかねないのです。
そんな中、待ちに待ったサンマの初入荷!
もう、県内ではビッグニュースとしてお祭り騒ぎ。
サンマどっと、市場はホッと 仙台・今季初の大量入荷(河北新報|2010年08月27日付)
仙台市中央卸売市場(若林区)に26日早朝、秋の味覚サンマが大量入荷した。水揚げが振るわず頭を抱えていた市場関係者は、今季初のまとまった量の入荷に胸をなで下ろした。
入荷したのは、北海道根室市、釧路市、厚岸町の各漁港で24日に水揚げされた約1200トンのうちの約50トン。同水準の水揚げ量は、例年に比べて10日程度遅いという。
競りでは、1匹130~200グラムのサンマが1キロ当たり300~1100円で競り落とされた。大ぶりのサンマが少なく、昨年に比べ、最高値は100~200円高いという。スーパーなどの店頭価格は1匹150~200円になる見込み。
水産物卸業「仙台水産」の渡辺充志遠海部部長(46)は「本来の水準に近づいてきてほっとしている」と話した。一方、仲卸業「鈴力水産」の早坂基さん(49)は「この時季にしては身が細く、その割に値が高い」と物足りなさそうだった。
サンマ漁は、9月上旬に最盛期を迎える。ほろ苦い秋 サンマ三陸初水揚げ 昨年の5割高(河北新報|2010年08月27日付)
秋の味覚サンマが26日、宮城県女川町の女川港と宮古市の宮古港に初水揚げされた。今年は解禁当初から不漁が続いており、初水揚げは昨年に比べ女川港で7日、宮古港で6日遅い。関係者は待ちに待った入荷を喜びつつ、漁模様の行方に不安を隠せない様子だった。
女川港に水揚げしたのは、千葉県銚子市の大型船・第三十七伝丸(167トン)。北海道色丹島南東沖で24日夜に捕った22トンを運んだ。1キロ当たりの落札価格は500~450円。平均価格は461円で、昨年の大型船初入港時に比べ5割高かった。
宅配向けに落札した業者は「採算は合わないがお客さんにサンマを早く届けたかった。この値段が続けば業者は大変」と水揚げの安定を願った。
第三十七伝丸の辻野伝治郎漁労長は「道東の港と漁場のピストン往復だったので(移動中の)休養と高値を期待して女川に入った。40年以上船に乗っているが、これだけ捕れないのは初めて。少しは漁が良くなっているようなので、これからに期待したい」と話した。
宮古港には千葉市の第五十八太幸丸(144トン)が24日に北海道根室市の花咲港東沖のロシア海域で捕った20トンを水揚げ。型がそろい、1キロ500~360円の値が付いた。
宮古湾漁連の佐々木隆参事は「いつ船が来るのかと待ち焦がれていた。漁場が好転すれば、相場も落ち着いてくるだろう」と期待した。
当然、買ってきました。
自分でさばくと非常にもったいないことになるので(笑)、刺身を買ってきました。
…値引きされてたやつ。258円也。
至福の時。
合わせたお酒は、これも発売されたばかりの「特別純米酒 産直ささのくら」!
幽かな香りと、まったりとした純米酒らしい口当たりがサンマによくあいます。