「死都日本」石黒耀

死都日本 (講談社文庫)
死都日本 (講談社文庫)

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石黒 耀
講談社
売り上げランキング: 81325
おすすめ度の平均: 4.5

5 超スケール
5 日本沈没(第一部、第二部)と並び称されるべきだと思う
3 いい作品でした。
4 圧倒的なスケールとリアリティ
4 かなりレベルの高い薀蓄小説でもあり、経済小説もどき

この本にたどり着いたきっかけは、10月3日の上越市の地震でした。
地震に関係することを、いろいろ検索していたんです。

よく覚えていないのですが、
「群発地震」
   ↓
「海底火山」
   ↓
「手石海丘」
「薩摩硫黄島」
「若尊(わかみこ)」
   ↓
「カルデラ」
   ↓
「カルデラ破局噴火」

と検索しまくっていたら、「加久藤カルデラ」にたどり着き、最後にこの本へ。

文庫本で600ページ強。圧倒的なボリュームだが、一気に読んでしまいました。
壮大なシミュレーション小説。そのリアルさはハンパない。

しかし、この本の一番の凄さは、「破局噴火」という地学用語と事象を世間に知らしめ、人々の頭の中にインプットさせたということでしょう。
その後行われた、このシンポジウム(リンク先は要旨集)は、非常に興味深い内容となっています。

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