今際の際にやったこと①:ルノー郡山にて試乗

「死ぬ間際」「最期の時」をあらわす「今際の際」(いまわのきわ)という言葉、「重ね言葉」みたいで気になっていたのだが、これはこれでいいみたいで。

昨日、ルノー郡山でトゥインゴ ゴルディーニRSの実車を見てきました。
ダメだよ、これは。一目惚れしましたよ。
店長もルノー魂がすごく熱いし、詳しいし、うれしくなっちゃいました。
突然やってきたヘンな人にもやさしく応対していただき、ありがとうございました。

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まずはドアを開けて、車内をクンクン。あ、ルノーの匂い。
そしてドライバーズシートに着座。そう、この感覚だ。記憶が呼びさまされます。
ギアは5速MT。それなりにカクカク入ります。初代トゥインゴも、昔代車で乗ったサンクもリバースロック式で、バックの時はシフトノブの下についているリングを上に引きあげてリバースギアに入れてましたけど、2代目は普通でした。
リアシートのスライドも健在。小さいのに狭さを感じません。大人4人フル乗車できますね。1.6だしね。

気になっていたスタッドレスタイヤは「インチダウンできます。キャリパーの干渉もありません。」とお墨付き。185/55R15あたりでOKだそうです。それならば問題ありません。

話しているうちに、せっかく来たのだから試乗しましょうよ、と、トゥインゴRS(ページの真ん中あたりに載ってる真っ赤なやつです)の試乗もさせてもらいました。
すでに日は落ちて、完全なるナイトドライブになりましたけど、全く地理感などない郡山市内に店長と一緒に出発。
久しぶりのMTでクラッチ操作もややおぼつかず、かなり情けない試乗だったんですが、「ああ、クルマを運転する(操る)というのは、こういうことなんだよ」と再認識させられました。シートのフィット感もステアリングの距離感も懐かしくてホッとしました。
短時間ではあったんだけど、自分の中のマニュアルシフト魂が蘇ってきたのはうれしい限り。以前乗ってたトゥインゴはセミオートマでクラッチレスだったから、クラッチ操作を伴うクルマはアルファ155以来、ということはもう16年だわ。そりゃ、左足が退化するよ。

アルファ155は本当に素晴らしいクルマだったんだけど、当時付き合ってた大好きな彼女に捨てられて(笑)、思い出が詰まったクルマに乗るのが嫌で嫌で、売っちまったんだっけ。ま、お金が続かなかったというのもあったんだけど。あのまま乗り続けていたら借金が膨らみそうだったし、そうならなかったことを考えれば彼女に感謝しなきゃいけないんですけどね(苦笑)。

16年経ったのに全然成長していない自分がおかしくて、トゥインゴRSの試乗しながらニヤニヤしていました。

見積もりもいただいたのですが、なんだか気になったのは試乗した赤RS。これ、登録済みだから重量税、取得税がかからないし、車両本体価格もお安くなってます。右ハンドルだし、こっちもありかも。でもトゥインゴはやっぱ左ハンドルの方がオイラには馴染むんだよな…。迷う。

いずれにしても、今際の際には、こういうクルマに乗って満足してから逝きたい。
とりあえず念願は一つかなった。

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