3月1日から仙台市博物館で始まった「若冲が来てくれました~プライスコレクション 江戸絵画の美と生命~」を見に行ってきました。
特別展「若冲が来てくれました~プライスコレクション 江戸絵画の美と生命~」
http://jakuchu.exhn.jp/index.html
若冲とは、もちろん伊藤若冲。もはや説明不要でしょう。
でも、本物を見るのは実は初めて。印刷物やテレビでしか見たことがなかったのです。
本物の絵はやっぱり迫力が違いますね。
実はあれこれ用足ししてから行ったものですから、1時間ちょっとしか時間がなくて、最後は駆け足で見てしまいました。
それにしても、【鳥獣花木図屏風】の圧倒的な存在感。
…まあ、この絵は真贋論争がありまして、いろいろこじれちゃってるんですけども、若冲作かどうかは関係なく、私にとっては素敵な作品でした。仙台市博物館ではガラスケースなし、素のまま展示されてますのでびっくりしましたが。
若冲の絵ではちょっと毛色は違いますが、【伏見人形図】もお気に入り。
【雪芦鴛鴦図】で水の中に首を突っ込んだオシドリの顔がうっすら見えているのも可愛いので好きです。
同行者が公式図録(Amazonでも買えるらしい)を買ったので、ちょっと読み込んで、あと2回は行かないといかんなあ。展示替えもありますしね。
▼プライス夫妻のサインももらいました(たまたまサイン会やってたのです)。
この特別展は、東日本大震災復興支援として、岩手・宮城・福島の3館で9月まで開催されます。
テーマは「美」と「生命力」だそうです。
東日本大震災の報に接したプライス夫妻は、真っ先に若冲の《鳥獣花木図屏風》を思い浮かべたんだそうです。
「鳥やけものは言うに及ばず、草木の一本に至るまで、若冲の描く世界は「生命(いのち)」の輝きと喜びに満ちています。この《鳥獣花木図屏風》を東北の皆様に見ていただき、少しでも慰めになることを願いつつ、子供たちには元気を取り戻して欲しいという願いから、今回の展覧会は計画されました。」(HPより)
一つひとつの絵に、子供向けの作品タイトルがついていたり、クイズがあったり、と子供も十分楽しめる展示になっているところも見どころの一つと言えます。学芸員のみなさんの努力がしのばれます。
おかげで、一緒に行った小4女子も楽しめた模様で、帰り際、若冲のクリアファイルをお土産に買ってました。さらに、プライスさんから、「ひなまつりだから」と展示会の缶バッジを貰って、なんだかご満悦でした。
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