久しぶりに仙台の「絵本と木のおもちゃ 横田や」に行ってきました。
絵本コーナーで、かこさとしさんの「からすのパンやさん」の続編などを見ていたのですが、書棚のあるところで、妙な本を発見。
なんだこりゃ。円周率百万ケタ???素数15万個???
手に取ってみたら、思わず爆笑。これはなんなんだ、スゲー、とハマっていたところ、店主の横田さんに見つかった(笑)。―― 「それ、おもしろいでしょ。最近仕入れちゃったんだけど、ハマってくれた人、初めてだよ」
そこまで言われたら買わずにはいられない!
もう一つ、探していたけど絶版になっていたリュック・エスタン著「サン=テグジュペリの世界」も見つけたので、一緒に買ってしまいました。
サン・テグジュペリの世界―星と砂漠のはざまに リュック エスタン 岩波書店 1990-10-05
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買うまでの時間、横田さんに「あなたにおすすめ!」と言われ、デビッド・マコーレイの絵本を堪能。これはちと高いので、衝動買いできませんでしたが。
(紹介されたうちの1冊)
新装版 道具と機械の本――てこからコンピューターまで デビッド・マコーレイ 岩波書店 2011-09-08
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さてさて、買ってきた本を紹介しましょう。
まずは『円周率1,000,000桁表』から(笑)。
最初に「説明と注意書き」、そして「乱数表としての使い方」。
なるほど。乱数表かぁ。
そしていよいよ本編。
1ページに1万桁。これが延々100ページ続きます。
3.1415926535897932846……5779458151と。百万桁目は1だそうです。
そして最後に「Q&A」です。
でも、ウケたのは奥付と価格。刷数が可笑しい。
さて、続きましては『素数表 150000個』に行きましょう。
例によって最初のページ。
そして本編は、
…同じ(笑)。1ページに1500個の素数×100ページであります。
当然、こちらにも「Q&A」があります。
「1から始まってるじゃないか!」「どうして235円じゃないんですか?」がおもしろいですな。
…本当に、買ってどうするんだろう、私は。
ちなみに、今の時点でわかっている最大の素数は、257885161 − 1 。1742万5170桁の数らしいっす。メルセンヌ素数の48番目。
「これまでで最大の素数」を発見(WIRED.jp)
史上最大の素数が発見された。素数探索プロジェクト「GIMPS」の参加者が発見したもので、素数の中でも特に珍しい「メルセンヌ素数」の48番目になる。
http://wired.jp/2013/02/07/volunteer-discovers-a-new-17-million-digit-prime-number/
コメント
私は中学生の時から理数系は苦手です。この本の円周率の多さ、数字の意味は全くわかりません。
でも、この本、萌えます。失礼、興味深いです。たぶん、私は数字の羅列の美しさと、自分には理解できない迷宮の艶やかさに、衝動買いしそうです。わからないほど、魅力的なものはない。
でも、数学には理論に裏付けされた美しさが、あるのですよね。
何より、作者の方と、横田さんの感性に感動しました。