本当は先週あたりに冬タイヤから夏タイヤに交換してしまおうと思っていたのですが、ちょいと暇がなくて、先延ばししてしまいました。
昨日の夕方、1時間ほど時間があったので、さっとやってしまおうと思い立ち、自宅で交換。
▼左リアより作業開始。
自分でタイヤ交換を頻繁にしている人は、この写真を見て、「あれ?」と思ったのでは。
ハブをよく見てください。ハブスタッドがないんですよ。
日本のクルマは一部マツダ車を除くと、ホイールの装着は
(1)ハブスタッドにホイールの穴をはめて、
(2)ハブセンターもはめ込んで、
(3)ホイールナットで締め上げる、というのが手順です。
一方、欧州車の多くは、ハブスタッドは使わず、
(1)まずハブの穴とホイールの穴の場所を確かめ、
(2)ハブセンターをはめ込んで、
(3)ホイールボルトで締め上げる、という手順になります。
▼手に持ってるのがホイールボルト
工学的なことでいうと、ナットの方がボルトより強度があるし、締め付けが弱いボルトが一本でもあると、他のボルトに負荷かかってポキッと折れる危険があります。したがって、ボルトの場合は、日常的に緩みがないか点検することが大事になってきます。
じゃ、どうして欧州車ではハブスタッド+ナットではなく、ボルトなのか?
これは推測ですけど、ヨーロッパの場合、冬タイヤへの交換はほぼ必須なので、頻繁にオーナーがタイヤの交換をするわけです。素人さんが締め付け作業して、つい足でレンチを踏んだりなんかして、過剰にトルクをかけてしまい、ネジをぶち壊す可能性があります。
その時、ハブスタッド+ナットだとハブを分解してスタッドを付け替えなくてはなりません。しかし、ボルトなら、ボルトを交換して付け替えればいいので、メンテナンスは楽になります。そんな理由ではないでしょうか。
それはそうと、このホイールボルトでの取り付けは、ハブスタッドに慣れてると、非常に難儀です。
ハブとホイールの穴をちゃんと合わせながら、両手あるいは足も使ってタイヤを保持しながらうまくハブセンターにはめ込まなければなりません。腰にきます…。
とりあえず、車載用具を使って、4輪を脱着。
1時間弱で終了しました。
油圧ジャッキとクロスレンチがあれば、もっと早く出来たかもしれません。
あとトルクレンチも買わないと。
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