今日は「慰霊の日」。
沖縄戦の組織的戦闘が終結した日とされており、糸満市摩文仁の平和祈念公園では「沖縄全戦没者追悼式」が行われます。
沖縄戦の組織的戦闘が終結した日とされており、糸満市摩文仁の平和祈念公園では「沖縄全戦没者追悼式」が行われます。
沖縄戦75年「慰霊の日」 朝早くから遺族などが平和への祈り(NHK NEWS WEB)沖縄慰霊の日、20万人余の魂に祈る 昼前から平和祈念公園で追悼式(琉球新報)
しかし、なぜ「6月23日」を「慰霊の日」にしたのでしょうか。
この日を定めたのは復帰前の琉球政府時代のことです。
住民に多大な犠牲を強いた第32軍の司令官が自決した日をなぜ「慰霊の日」にしたのか、その経緯については論考しませんが、自分としては強い違和感しかありません。
この日を定めたのは復帰前の琉球政府時代のことです。
住民に多大な犠牲を強いた第32軍の司令官が自決した日をなぜ「慰霊の日」にしたのか、その経緯については論考しませんが、自分としては強い違和感しかありません。
牛島司令官が最後の命令電文を打ったのは「6月19日」。
この最後の命令は
「…各部隊ハ各局地ニオケル生存者ノ上級者コレヲ指揮シ最後マデ敢闘シ悠久ノ大義ニ生クベシ」。つまり「最後の一兵まで戦え」という命令。
だから自分の自決をもって降伏・停戦するという意思表示なんてどこにもないです。
だから6月23日を「戦争終結」とするのは矛盾しかないんですよ。
「…各部隊ハ各局地ニオケル生存者ノ上級者コレヲ指揮シ最後マデ敢闘シ悠久ノ大義ニ生クベシ」。つまり「最後の一兵まで戦え」という命令。
だから自分の自決をもって降伏・停戦するという意思表示なんてどこにもないです。
だから6月23日を「戦争終結」とするのは矛盾しかないんですよ。
米軍の勝利宣言は「6月21日」。
大本営が「沖縄での組織的戦闘終了」と発表した日は「6月25日」。
米軍の作戦終了宣言は「7月2日」。
そして正式の降伏調印は「9月7日」。
…確か9月7日に式典をやる自治体があったような。
そもそも牛島の自決も6月22日説があるし。琉球政府も最初の「慰霊の日」は6月22日と定めていたはずです。
さて、その日にね、こんなことをしてるんです。
なんですかこれは。
幹部自衛官たちは旧日本軍を美化・顕彰するんですか。
歴史に学ばない人たちのおぞましい姿を見て、怒りに震えた慰霊の日です。
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