太宰治 桜桃忌に想うあれこれ 今年は生誕100年のメモリアルイヤーなので、喧しいほどの報道があふれていますから、特に書く気もおきません。騒がしくするのも太宰にすれば嬉しいかもしれませんが、自分としてはあまり騒ぎ立てたくもないので、まあそっとさくらんぼをつまんで焼酎を呑ん... 2009.06.19 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 人間失格ではない太宰治 人間失格ではない太宰治―爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)posted with amazlet at 09.05.02太宰 治 新潮社 売り上げランキング: 15010Amazon.co.jp で詳細を見る発売されたば... 2009.05.02 太宰治書籍・雑誌
太宰治 太宰の直筆 つい先日発売になったばかりの「直筆で読む『人間失格』」をどうしても読みたくて買ってしまいました。200字詰め原稿用紙、412枚分。太宰本人の訂正、書き込みのすべてが見られるという、素晴らしい企画本です。作家がどういう推敲を重ねたのかを読み取... 2008.11.19 太宰治書籍・雑誌
太宰治 正義だと?笑わせんな! おけらといふものがある。その人を尊敬し、かばひ、その人の悪口を言ふ者をののしり殴ることによつて、自身の、世の中に於ける地位とかいふものを危ふく保たうと汗を流して懸命になつてゐる一群のものの謂(いい)である。最も下劣なものである。それを、男ら... 2008.10.20 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 やけ酒 もともと、あまりたくさん書ける小説家では無いのである。極端な小心者なのである。それが公衆の面前に引き出され、へどもどしながら書いてゐるのである。書くのがつらくて、ヤケ酒に救ひを求める。ヤケ酒といふのは、自分の思つてゐることを主張できない、も... 2008.10.19 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 ひとりまへの男 青い空にうかぶ白い雲を見ていると、そのコントラストの見事さにため息が出ます。夏の青い空と白い雲が大好きなので、しばらく見上げてしまいました。結果、汗だくになって、超後悔しました(笑)。 くたびれたら寝ころべ! 悲しかつたら、うどんかけ一杯と... 2008.07.14 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 惚れたが悪いか ぽかん、ぽかん、と無慈悲の櫂が頭上に降る。狸は夕陽にきらきら輝く湖面に浮きつ沈みつ、「あいたたた、あいたたた、ひどいぢやないか。おれは、お前にどんな悪い事をしたのだ。惚れたが悪いか。」と言つて、ぐつと沈んでそれつきり。 兎は顔を拭いて、「お... 2008.05.17 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 大人とは どうだね、君も一緒に蟹田へ行かないか、と昔の私ならば、気軽に言へたのでもあらうが、私も流石にとしをとつて少しは遠慮といふ事を覚えて来たせゐか、それとも、いや、気持のややこしい説明はよさう。つまり、お互ひ、大人(おとな)になつたのであらう。大... 2008.05.16 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 希望 僕は決して、絶望の末の虚無みたいなものになつてゐるわけではない。船の出帆は、それはどんな性質の出帆であつても、必ず何かしらの幽かな期待を感じさせるものだ。それは大昔から変りのない人間性の一つだ。君はギリシヤ神話のパンドラの匣といふ物語をご存... 2008.05.14 太宰治日記・コラム・つぶやき
太宰治 桜桃忌 昨日、6月19日は、私の最もリスペクトする作家・太宰治の誕生日&命日、「桜桃忌」でした。東京・三鷹市の禅林寺の太宰のお墓にお参りにいったのは、はるか昔、学生の頃。それ以来、訪問することもありません。久しぶりに行ってみたくなりました。とうとう... 2006.06.20 太宰治日記・コラム・つぶやき